25June6月

公立病院のあり方とは?

Author: taizar

   皆さん、こんにちは。芦屋市の市立芦屋病院ではこの度のリニューアルで新病棟199病床が完成しま

した。なんでも一日5万円の特別室まであるのだとか・・。公立病院のあり方が問われています。

 

 

                 産経新聞によりますと・・・・、本文そのままに・・・、

 

   六麓荘(ろくろくそう)など高級住宅地のある街として知られる兵庫県芦屋市で、市立芦屋病院の新病棟

(199床)が完成し、15日、リニューアルオープンした。落ち着いた調度品で統一した豪華特別室7室を含め

て病床の約64%を個室とし、プライバシーを確保。富裕層の多い芦屋らしさに配慮し、公立病院としては異例

の方向性を打ち出した。セレブに囲まれた市立病院には、どんな事情があるのだろうか。

■個室割合、日本一?

 JR芦屋駅から緑豊かな街路樹が植えられた坂道をのぼっていくと、高級スーパー「いかり芦屋店」や専門

店街が並び、道を高級外車が行き交う。市立芦屋病院は、高級住宅地として知られる六麓荘に近い山手にあ

り、屋上からは大阪湾が一望できる絶好のロケーションに位置している。

 

   開院は昭和27年。31~38年に建設された病棟が老朽化し、平成22年から建て替え工事(総事業費

58億円)を進めていた。旧病棟は今後取り壊され、駐車場として整備される。周辺の緑化も行い、来年3月に

は「クリーン&グリーン」をコンセプトとした新病院として完全に生まれ変わる予定だ。

 

   全国の公立病院で、老朽化や建て替えが議論されているところは多い。多くの自治体では病院事業で

累積赤字が問題となっており、採算性や無駄をいかに省くかが検討される。隣接の兵庫県西宮市でも市立中

央病院の建て替えをめぐり、人件費削減、効率的な運営方法などをめぐって熱い議論が交わされている。

 この点、市立芦屋病院の新病棟は病床の64%が個室となっており、効率的な運営としては首をひねらざる

を得ない。だが、佐治文隆・病院事業管理者(68)は新病棟を披露する記者会見で、晴れ晴れと言い切った。

 「個室の割合は公立病院としては圧倒的に高く、全国で一番でしょう。看護師にとっては負担になるが、芦

屋らしい病院になりました。

   

   ■「金は出すから病室改装させて」

 

   市立芦屋病院が目指す“芦屋らしさ”とは何なのか。実はこれまで、同病院には、患者からの特殊な要

望が相次いでいた。

 市立芦屋病院は市内の「六麓荘」だけでなく、西宮市の「苦楽園(くらくえん)」など複数の高級住宅地と近

接している。このため、こうした地に住むセレブが病院を利用することが多いといい、「金を出すから病室を改装

させてほしい」との申し出もあったという。

 

   「トイレに温水洗浄装置を設置し、壁紙やカーテンが汚いからとすべて取り換えた患者さんがいらっしゃい

ました」と佐治事業管理者は振り返る。特別室3室は常にほぼ満室の状態で、「特別室が不可能ならば個室

を」との要望も多かったという。

 

   「市民からそこまでの期待があるなら、芦屋市として応えていくことも大切な責務だと判断したのです」

(佐治事業管理者)。今回新たに設置した7室の特別室のうち、グレードの高い「A」(差額室料1日5万円)は

約52平方メートルと広く、海外ブランドのソファセットやカーテン、大型液晶テレビなどの高級調度品に1室15

0~200万円をかけた。ベッドも無機質なものではなく、木目家具調で幅広のベッドを使用し、高級感にこだ

わっている。

■厚労省通達では「有料個室は3割以下」

 ただ、公立病院で高級路線を追求することは、無制限に許されているわけではない。

 

   厚生労働省保険局医療課は「国や自治体が運営する医療機関は、幅広い人たちの診療をすることが目

的。患者がその病院を選んで入ってきて、長く滞在するということは避けるべきだ」と指摘する。

   実際、同省は平成18年3月、一般病棟のうち差額室料の必要な病床の割合は国立病院で2割以下、

地方公共団体による病院で3割以下に制限する通知を出している。

 

   市立芦屋病院の場合、特別室7室をあわせた有料個室は59室。差額室料が必要な病床の割合は約2

9・6%で、厚労省通知でもぎりぎり許容されるラインだ。個室割合約64%という公立病院としては異例の数

字が実現できたのは、差額のない個室を68室設けていることが大きい。

 

   「個室病床は時代の要請」と同病院はとらえている。一番大きな問題は高齢患者の増加だ。治療してい

る疾患のほかに認知症を抱えている患者が増え、大きな声をあげたり、夜中に徘徊(はいかい)したりすること

があるという。大部屋よりも個室の方が、他の患者への影響が少なくてすむ。

 

   また、感染症の疑いのある患者を個室に配置することで院内感染のリスクを減らすこともできる。市立芦

屋病院は「個室は、弱者である入院患者に少しでも快適な療養生活を送っていただくための配慮」としてい

る。

 

   厚労省のいう「幅広い診療」ではなく、「快適な療養生活」を重視するこうした考え方は、公立病院という

より私立病院に近いのかもしれない。私立病院ではプライバシーの尊重などを理由に全室個室を掲げている

病院も珍しくはない。

 

   リニューアルオープンから5日後、市立芦屋病院の入院患者数は112人、特別室の利用は7室中2室に

とどまっていた。同病院は「新病棟への移転に備えて入院を重症患者に制限したため、一時的に入院患者数

は落ちているのです」と説明するが、公立病院の個室増強策は今後、どのように評価されていくのだろうか。

 

 

                それにしてもこれはとても難しい問題です・・・。

 

   弱者切捨てにもなりかねませんね。京都でも市立病院が方針を変更して経営を民間に委託するように

なります。その内容はここで詳しく書けないのですが、こちらでも公立病院のあり方が問われることになりそ

うです。今後・・・、賛否の別れる事柄・・・、難しい・・・。小さな私の頭ではちょっと難し過ぎるので・・・・・、

また考えすぎて頭が禿げてしまうので、この辺で失礼します(笑)。

 

   

 

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